料理をおいしくする知恵

【肉と最高の相性】バジル効果と絶品ソースレシピ

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バジルは、緑の葉っぱが鮮やかで
サラダやピザ、パスタに欠かせないハーブです。

爽やかで甘い香りのするバジルは、
フレッシュなまま料理に添えたりバジルの葉を
ニンニクとペースト状にしたソースも人気があります。

どちらかというと、トマトやオリーブのような
サッパリとした食材と組み合わせて使用されることの
多いバジルですが、じつは肉との相性もバツグン
良いのをご存知でしょうか?

料理本やネットのレシピサイトでは、
鶏肉や豚肉の白身のお肉にバジルを
合わせる料理をよく見ますが

それだけではなく、牛肉や羊肉のような
「赤身のお肉+バジル」でも最高に美味しく
食べることができます。

この記事では、バジルが旬を迎える時期や
含まれている栄養素について。

その他バジルソースのレシピ、
赤身肉との相性など。

おつまみ系バジルの活用法も合わせて
ご紹介しています。

バジルの旬はいつから始まる?

近頃はスーパーでもいろいろなハーブを
購入できるようになりましたが、

バジルの旬は7月から9月になります。

夏になると葉にハリがあり元気で長持ちしますが、
バジルは越冬できない一年草です。

そのため10月ごろから気温が下がり始めると
葉が黄色くなり、苗が弱って収穫できなくなります。

できれば、1年中を通して料理に使いたいバジル。

冬でも味わう方法としては、

たくさん生い茂る夏のうちにバジルを収穫し、
ペースト状に加工したり、ドライハーブにする
長く楽しむこともできます。

バジルに秘められた栄養や効果

ハーブの一種であるバジルには、
フレッシュで甘い独特な香りがします。

精油成分には、リナロール・オイゲノールが
含まれ鎮静作用や強壮作用が不安な気持ちを
抑えてリラックス効果を高めるほか、

食欲・消化を助ける促進効果もあります。

注目すべきバジルの栄養効果とは

生のバジル100gあたりの成分

  • エネルギー 21kcal
  • 食物繊維 4.0g
  • β-カロテン 6300μg
  • ビタミンK 440μg
  • 鉄 1.5mg
  • カリウム 420mg
  • カルシウム 240mg

上記の中でも注目するべき栄養素は
β-カロテンです。

β-カロテンの目安としては
しそ 生葉 11000μg
バジル 生葉 6300μg
ほうれん草 生葉 4200μg
ルッコラ 生葉 3600μg
みずな 生葉 1300μg

バジルの含有量は上位に位置しています。

体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンは
ドライアイや視力低下を防ぐ働きがあるほか、

抗酸化作用のちからで体内でおきる細胞膜の
酸化を抑制してくれるので、「老化」や
「心筋梗塞」「動脈硬化」の予防にも効果が
期待できます。

さらに免疫力も強化され、ガン予防に
繋がるといわれていますので、

バジルには料理を彩るだけじゃない、
栄養パワーの高い香草なのです。

旬の逃さずバジルソース活用法

バジルが旬を迎える夏のあいだに
たくさん食べようと思っても生葉のままでは
限界があります。

そんな時は、元気なバジルが出回っている
うちに、大量に乾燥させてドライハーブにしたり
ペースト状のソースにすることでたっぷります。
食べることができるほか、

料理のバリエーションが広がるので
飽きずに食べることができます。

バジルソースの簡単レシピ

夏に向かってグングン成長するバジル
葉の元気なうちにバジルソースにして
美味しく活用しましょう。

・バジル 30g
・オリーブオイル 100cc
・ニンニク2かけ
・塩 2つまみ
・お好みで粉チーズ20g
(あれば松の実 20g)

これらをミキサーで回せば完成です。

空き瓶や容器に入れたら、酸化による
変色を防ぐためにオリーブオイルで蓋を
するように上から少量加えておきます。

バジルによく合う赤身肉

バジルはその爽やかさから、魚介は
もちろんのこと鶏肉や豚肉のような
淡白なお肉に合わせることをオススメする
レシピが多くあります。

ですが、

海外では牛肉や羊肉、鴨肉などの赤身肉も
バジルと一緒によく食べられています。

フランス プロヴァンス地方の
バジルソースといえば、子供も大好きな
骨付きラム肉に合わせる「ピストゥ」が定番料理です。

プロヴァンス地方ではバジルペーストを
ピストゥと呼び、スープに入れたり
肉に合わせたり普段の食事に欠かせません。

イタリアの国境を越えるとバジルペーストは
「ジェノベーゼ」に名前が変わります。

ペーストは、あらゆる種類の料理に使える
バリエーションの広い万能ソースです。

万能バジルソースのおつまみ編

バジルの香りを楽しみながら、
晩酌がすすむおつまみ料理をご紹介します。

アボカドディップバジル風味

通常のアボカディップは、それほど香りが
するものではないのでバジルをプラスすると
より華やかに食欲をそそるものになります。

アボカド、レモン汁、塩、オリーブオイル、
松の実、バジルソースをペースト状に混ぜれば完成。

あれば生バジルもちぎって加えましょう。

タコスチップスやクラッカーを添えておつまみに。
ハムやエビを挟んでサンドイッチもいいですね。

玉ねぎのロースト、バジルソース

皮ごとオーブンでじっくり火を入れた
玉ねぎにバジルソースをたっぷりかけて
パン粉とチーズを削り、再び余熱で熱を
加えます。

とろとろに柔らかい玉ねぎの甘さに
バジルとチースの香りがたまらない
一品になります。

ベーコンやサラミを加えると
肉の脂でコクが増して、ビールやウィスキー
白ワインにも相性がいいバジル料理です。

夏バテ防止や箸休め用に「グラニテ」

サッパリと食べれるシンプルなバジルのシャーベット。
甘いものが苦手な方にオススメです。

スーッとした爽やかな香りが、シャンパンや
スパークリングとよく合います。

もっとカンタンに、冷凍庫にバジルを入れた
氷を作っておけば、ジンやソーダ水を注ぐだけで
手軽に香りを楽しめます。

もうすぐ旬の季節を迎えるバジル

元気いっぱいなフレッシュバジルが
店頭に並びます。

花屋さんでも小さなポットに入った苗が
売られているので、つい香りに誘われて
買って帰る人も多いのではないでしょうか?

キッチンで爽やかな香りがすると
スーッと気持ちがリラックスできる瞬間です。

ぜひ、バジルを使った料理や
ソースにしておつまみにも活用して
みてくださいね。

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